働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

アメイズ 2020年11月決算

 今週はアメイズの決算がありました。アメイズは低価格のホテルを経営している福証上場の企業ですが、新規出店の勢いに魅力を感じて、2015年の4月に投資したんですよね。もう6年近く保有しています。

 

 一時は順調にホテルを新設していたものの、建築費の高騰でここ数年は成長が鈍っていました。そこへきて、コロナで需要が蒸発してしまい、配当金も減額となっています。

 

 前期の業績は、売上が23%減少し、113億円、経常利益は63%減少し、12億円、純利益は88%減少し、2億4千万円でした。1株利益は15円とかなり厳しい状況でしたが、減損損失が6億円弱あり、実態は数字よりは良さそうに感じます。

 

 配当は年間20円で、配当利回りは2.5%です。かつては高配当成長株だったのに、配当も成長も輝きを失ってしまいました。年度末のホテルの件数は80件で、今期も新設を予定しているようです。

 

 今期の業績予想は売上が135億円で、大きく回復しそうです。低価格帯のホテルなので、GOTOキャンペーンの中止の影響は小さいでしょうし、社会もコロナとつきあいながら活動しているので、一時よりは状況が改善していきそうです。1株利益は26円で、配当は20円と変わらずです。

 

 全国でホテルの廃業が増えてきている中で、とりあえず存続はできそうですが、投資を継続すべきかは迷うところです。業績の回復に数年かかりそうですし、配当利回りもそれほど高くないので。

 

 株価は投資を始めた時が740円で、一時は2,000円を超えていましたが、今日の終値は803円で、きれいに戻っています。他に魅力的な銘柄があれば乗り換えてもいいですし、業績の回復に期待して、さらに保有を継続してもいいし、悩みます。