働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

VIX先物6月物 売@29.15

 先週起こった熊本地震で、金曜日は株価が崩れなかったものの、その後、本震があり被害が大きく拡大したため、今日は日経平均が500円以上の下落となりました。

 自分のポートフォリオは九州に対する投資の割合が非常に高いので、評価損が厳しい状況となりました。最近ようやく回復傾向にあったのですが。各銘柄の状況は以下のとおり。

 九州電力
 川内原発は運転継続で一安心。停電も復旧しそうだが、さすがに九州銘柄の代表なので、売り込まれてしまった。被害は大きくないので、業績への影響も大きくないと見ているが、来週の決算発表時の復配が本当に実現するのかが焦点。

 ウチヤマ
 カラオケ店3店舗と飲食店1店舗の営業を停止中。28年3月期の業績への影響は軽微とのこと。ここは業績に関係なく自社株買いで株価が上昇するので、心配していない。

 ホンダ
 熊本工場が22日まで停止。1週間程度の停止で済めば、在庫もあるので心配ないとは思うが、さらに停止が長引くと影響が拡大しそう。円高も進んでいるのが厳しい。

 アメイズ
 今日はかなり売り込まれた。熊本県内のホテル6店舗が営業を停止中。そのうち5店舗は断水が原因。復旧は早そうだが、肝心のホテル需要が減速しそう。

 ということで、長期的にいちばん心配なのはアメイズですね。九州地域の観光需要が減速すると、復旧しても業績につながらなくなる恐れがあります。

 そのような中、震災による短期的なショックで恐怖指数が大きく上昇してきたので、VIX先物をショートしました。以前、S&PのVIXベアETFに投資したのですが、うまく恐怖指数と連動していない感じがして、次に取引をするときはVIX先物にしようと考えていました。東日本大震災と異なり、熊本地震原発の影響がないので、市場はかなり早くショックを吸収すると見ています。恐怖指数が20台前半に下がってきたところで決済しようと思っています。

 九州経済は日本全体への影響が大きいので、地震が早く収束して欲しいと願っています。評価損が拡大しても投資は維持する方針です。明けない夜はないので。