働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

九州電力 売@1060円

 今日は日経が朝から大幅に上昇しています。一昨日、追加で買い付けた九州電力ですが、買った後に1000円を割り込むなど、厳しい局面もありました。やっぱり短期売買は危ないなって再認識しましたが、今朝は寄付きから一直線に上げてきたので、1060円で売却しました。平均単価は1056円だったので、利益もちょこっと出ました

 もともと九州電力のポジションは小さかったんですよね。原発再稼動後も見据えれば、いつか高配当株に復帰してくるだろうと思って、打診買いを3月にしたんですが、川内原発の再稼動に目処はついてきたものの、政策投資銀行に優先出資を仰ぐという報道がされてから、株価は急激に下落していました。

 政策投資銀行の優先出資の報道を読んで、かなり長期にわたって保有したとしても九州電力が高配当株になるのは難しいのではないかと判断しました。優先出資で再建したのは、JAL三菱自動車の例がありますが、経営が軌道に乗って復配するまでに相当時間がかかっています。その間は、再建できるのかどうか分からないリスクを取ったまま、無配に耐えなければなりません。

 ただ、損切りは絶対にしないという投資方針があるため、一気に買い増して、平均取得単価を下げ、そこを上回れば迷わずに売るという処理をしました。無事に終わって、安心しています。それにしても、こんなデイトレードみたいな取引は自分の投資スタイルにいちばん反するのでほどほどにしないと。

 ポートフォリオも少しではありますが、縮小しました。世界経済は相当不透明になってきており、市場も下げてくる可能性が強いと見ているので、ポートフォリオを縮小し、防御姿勢を強めていきたいと考えています。