市場は荒れ模様が続いています。今週は前半にダウが$800下落し、米国金利も急落しました。3%をあっさりと割り込みましたね。
米国では金利の上昇ペースが大きく鈍るという予測が出てきています。これまでの利上げで投資を抑制していること、関税をかけて貿易を縮小していること、好景気がかなり長い期間にわたって続いていることから、今後、米国の景気は悪化していくのではないかと見ています。そうなると金利を上げて経済を引き締めるのは難しくなるでしょうね。
その反面、FRBが国債の買入を減額し、政府が国債を増発しているので、中期的には長期金利に上昇圧力がかかると思います。
双方の要素を考えてみましたが、本格的に景気が悪化すればFRBも国債買入の減額ペースを緩める可能性があるので、金利の上昇が続かない可能性を重視して、中期社債に投資するVCITを買い付けました。VCITは平均デュレーションが7年程度、利回りは3.6%程度です。買付日の米国長期金利は2.94%でした。
先日、VCSHの外国税額が還付されたことも後押しになりました。確定申告不要で二重課税が解消されるのであれば、税制面では不利にならないので。
けっこう大きく買ったので、短期社債に投資しているVCSHとリスクの高いSRLNは売却したいと思います。それにしても、VCSHに投資してから米国金利をずっと見てきましたが、追加の投資をしないままもう2年近く経ってしまいました。落ち着いてじっくりと待った結果、債券価格が下がったところで投資できました。
今後、適宜買い増して、VCITを債券ポートフォリオの中核にしていきたいと思います。