働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

九州電力 業績予想修正

 今日は、九州電力が9月11日に川内原発2号機に燃料を装荷するという報道がありました。10日に1号機の営業運転に向けた最終的な検査が行われるので、間髪入れずに2号機の稼動に向けて動き出すことになります。装荷は4日間かかりますが、土日も使って必要な日数を短縮できそうです。再稼動は10月中旬予定とのこと。1号機とほぼ同じスケジュール感ですね。

 さらに、市場の引け後に、中間決算の業績予想の発表がありました。川内原発1号機の再稼動後に発表するとしていたので、来週の営業運転開始時点で発表するんだろうと思っていたら、意外と早かったです。

 その内容ですが、非常に良かったですアップ

 第1四半期の経常利益は212億円、純利益は188億円、1株利益は39円強でした。ただ、燃料費の下落が大きく、電気代の引下げが期ずれ(後ずれ)したのが要因となっていたので、原発が再稼動しても、中間期の利益が第1四半期の倍になることはないだろうと思っていました。

 実際の中間期の業績予想は、経常利益が550億円、純利益が450億円、1株利益が95円と、第1四半期の2.4倍ぐらいになっていました。引き続き原油価格の下落が継続していること、原発の再稼動があったことが効いたようです。

 ちなみに、東日本大震災が起こる前、原発稼働率が非常に高くて九州電力の経営が順調だった2009年3月期の年間純利益が340億円、2010年3月期の年間純利益が418億円でした。今期は中間決算で当時の年間利益を大きく上回っていることになります。

 下半期は、稼動する原発が2基となり、業績を相当押し上げるので、さらに利益を上乗せしてくると思います。ここまで1株利益が大きいと、期末に復配すると見ています。

 その後、玄海原発の再稼動が続いていくでしょうから、来期の業績は相当改善しそうですね。現在の株価がなぜこれほど低いのかちょっと理解できませんが、日々の株価に一喜一憂せず、保有を継続したいと思います。

 ここまで業績いいと世界同時株安も関係ないな。よかった、よかった。