働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

九州電力 2020年6月第1四半期決算

 週末に九州電力の第1四半期決算も発表となりました。

 売上は微増、1株利益は37円でした。昨年は14円、一昨年は赤字だったので、利益としては改善を見せています。原油安の恩恵があったのと、減価償却の算定方法を変更したのが利益を押し上げたようです。減価償却の算定方法変更による増益は数字上のものなので、利益の質としては高くありませんが。

 通期業績予想はコロナの影響が不透明であるため不開示、配当予想も未定です。

 九州電力は例年、第2四半期がいちばん利益が大きく出るので、中間決算も楽しみですが、7月の気温が低かったことと、水害の影響は業績を圧迫しそうです。中間配当は少しづつ増額して、昨年は20円だったので、この水準を維持してくれればありがたいですね。そこから先は、年明けぐらいまでは川内原発の再稼働がカタリストになりそうです。

 九州電力を大きく買い増してからもう5年になります。なかなか険しい道でしたが、引き続き業績を見ていきたいと思います。