働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

九州電力 買@1225円

 昨年、原発再稼動をにらんで、九州電力を株価1300円で買い始めたものの、再稼動がないまま株価が下がり続け、最終的に大量のナンピン買いをして、薄利で撤退したことがありました。

 それから1年が経ちましたが、この間も株価を注視していました。1年経っても原発が再稼動していないのは想定外でしたが、再稼動に向けた手続きは少しづつ進んでおり、さすがに今年は実現するのではないかと思います。再稼動があれば、業績が劇的に改善しますから、そろそろ九州電力を買いたいと思っていたのですが、日経平均の上昇と共に株価が上がってしまい、なかなか買えずにいました。

 そこに、先週、福井地裁が関西電力の高浜原発に再稼動禁止の仮処分を出したと報じられました。九州電力川内原発に対する鹿児島地裁の判断が今日出されるとも。それを見て、買うなら、今日の裁判所の判断前にすべきだと考えていました。

 先週の福井地裁の判断は、裁判官個人の強い考えが反映されており、地元同意もなされている川内原発については、再稼動を止める仮処分が出る可能性はないだろう、自分の資産を投じても勝てるレベルの確率はあるはずだと思っていました。

 そのようなシナリオを描いて、今朝、九州電力を1年ぶりに買いました。原発再稼動を経て復配が実現するまで長期的な保有を狙って、少し多めに買い付けました。買ってすぐに鹿児島地裁の判断が出され、再稼動の差止めは認められないこととなりました。

 その後、株価は上昇しました。今後、再稼動の準備が進み、実現すれば、復配までは問題なくいけると見ています。川内原発の後は玄海原発の再稼動も控えていますから。問題なのは、株価の上下に動揺せずに保有を継続できるかどうかですね。いちおう、それができる程度の株数に抑えたのですが、今後は自分との戦いですね。

 とりあえずアメイズに続いて長期投資を仕込めて良かったです。