働くキャッシュカウ

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シャドーイング

 20代半ばになって、職場から米国留学のチャンスを与えられました。ただし、当時始まったばかりのTOEFL iBTで90点を取ることが条件になっていました。

 中学生の頃、基礎英語をけっこうまじめに聞き、高校生になってから英会話、大学生になってからビジネス英語とNHKの語学プログラムを聞いていましたが、英語を聞いてもうまく理解することができず、どうすればいいのか途方にくれていました。留学はぜひとも行ってみたいし。

 誰か英語を聞き取れるようになる方法を教えてくれ、いくらでもその通りにやるからって思っていました。

 そこで見つけたのがシャドーイングでした。シャドーイング自体は就職して最初の研修で教えてもらったことがあったのですが、こんなのできるわけねーだろと思って、やっていませんでした。しかし、シャドーイングをまじめにやると数ヶ月で簡単に英語が聞き取れるようになるというのを何かで読み、だまされたと思ってやってみたんですね。ほんとにもう後がなかったんで。

 NHKのビジネス英語をすらすらシャドーイングできるまで毎日がんばりました。最初は、ちゃんとシャドーイングできるようになるまで1時間ぐらいかかっていたような気がします。それぐらい聞いて話してを繰り返していると、覚え始めるので。

 数ヶ月すると、2回か3回聞けば、シャドーイングできるようになっていました。うまくできるとカラオケを歌った後のような爽快感もあり、楽しくなりました。リスニングも、大学時代よりもかなり分かるようになってきました。ビジネス英語を1回聞いて、8割ぐらい分かる感じでしょうか。

 もし、英語を聞き取れるようになりたいと思っている人がいて、毎日ちゃんと努力できるなら、シャドーイングを勧めます。学生時代の自分のように、ただ漫然と英語を聞いているだけでは、いつまで経っても分かるようにならないので。