働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

ドル円プット 買@ドル114円

 昨日、トランプ会見後の円高を見ていて、ああ、米国大統領選挙後の円安トレンドは完全に終わったなと思いました。しかも、トランプ会見の中身があまりに幼稚で、先行きの暗さを感じました。彼の力で米国経済が良くなっていくとは到底、思えませんでした。

 一昨年の年末に、日経平均が4年連続で上昇した時、来年は下がるだろうと思い、日経の先物を売りました。ただ、一時的に日経平均が上昇したときに決済してしまったんですよね。先物だと損失がいくらでも膨らむ可能性があるので。

 結局、昨年は株価が乱高下し、下落方向に保険をかけていなかったので、被害が大きくなりました。ただ、年末に株価が急上昇して、日経平均は5年連続高となりました。

 今度こそ、保険をきちんと打つべきだと考えてきたのですが、日経平均は日銀が買い向かっているので下がりづらく、株安ではなく、円高のリスクをヘッジできないか調べてきました。

 東証のオプション市場だと日経平均TOPIXはありますが、為替はありません。為替のオプションとして、eワラントを見つけ、買ってみることにしました。トランプ大統領の就任後に、円高株安に触れる局面が絶対にあると感じたので。

 オプションの長所は、買いであれば損失額が限定されていることです。最初に投じる金額を放棄する意思があれば、どれだけ原資産の金額が変動しても、保有を継続して問題ありません。保険そのものですね。

 日経平均コールオプションを売ることもかなり真剣に考えたのですが、米国留学時代、会計学の教授が、先物取引とオプションの売りには絶対に手を出してはいけないと言っていたので、断念しました。自分で痛い目に合わなくても、教訓は学んでいかないといけないと思うので。

 オプションを買ったので、精神的にはかなり楽になりました。この先、円高になればオプションで利益を上げ、円安株高になれば、オプションは放棄しつつ、株を利確してポートフォリオを縮小していきます。