働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

日本バルカー 2016年12月第3四半期決算 増配へ 売@1,700円

 今週は日本バルカーの第3四半期決算が発表されました。業績の上方修正とかなり大きな増配がありました。

 下半期に株式併合があり株数が5分の1になっているため、分かりづらいのですが、併合後の株数で考えると、前期の1株当たり利益が99円だったのに対し、当期予想は113円となりました。14%の増加です。

 配当は、前期が60円に対し、当期は75円になります。15円の増加は創業90周年の記念配当としての位置付けです。

 バルカーは決算がいつも安定しており、失望させられることがないので、高配当とあわせて保有しやすい銘柄です。そもそも地味な製造業で、創業が古いことから、長期保有では利益が出るだろうと期待して投資しました。期待どおり、株価はかなり下げる場面があったものの、高い配当を受けてきました。

 今回の決算発表の翌日に、株価が暴騰して一気に1700円を超えてきました。年明けまではトランプラリーの追い風を全面に受けるべくフルポジションを維持してきましたが、今後はどうなるか分からないので、先週からポジションを落としています。

 バルカーは評価損を抱えていましたが、この暴騰で全て解消したので、少し売りました。ちょこっと利益がでましたアップ

 本当はこういう投資を大切にして維持すべきなんでしょうけどね。さすがにポートフォリオを縮小しておかないと、市場全体が暴落した場合に見てるだけになってしまうので、苦渋の決断でした。