今年のコロナの大暴落の中で買い進めた外国リートETFが6月7日付で分配金を出してくれましたが、今週、入金されていました。
注目していたのが、税制改正により、今年から二重課税調整制度が導入され、国内ETFで海外資産に投資しているものは、外国税額控除が自動的に適用されるようになったことです。実際にどの程度利回りが改善するのか興味がありました。
4000口ほど保有しており、1口当たりの分配金は6.1円だったので、総額は24,400円、ここから所得税と住民税が控除され、本来は19,444円が入金されるはずでした。
しかし、今回は、総額の24,400円に外国源泉税額の3,729円が加算され、総額28,129円から税金が控除され、22,416円が入金されていました。控除された税金は、通常通り税率20.315%ですが、外国源泉税額が優先的に引かれ、残額が所得税と住民税になっていました。全体としてみると、外国源泉税額分、所得税が圧縮され、投資家に還元される仕組みになっています。
年間ベースで考えると、二重課税調整制度によって所得税が圧縮され、手取りで2.6%の利回りが3%ほどまで上がっていることになります。
これは本当に大きいですね。投資家にとって投資環境がかなり改善される税制改正だったことになります。
海外ETFでも導入してくれればいいのですが。めんどくさがらずに確定申告して外国税額控除を使ったほうがいいかなあ。