働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

薬王堂 2017年2月決算

 昨日は朝、米国によるシリア攻撃がありましたが、続いて夜に米国雇用統計が発表され、雇用者数の伸びはかなり落ち込みました。ただ、賃金と失業率は改善しており、全体としてはそれほど悪くないという見方もあるようです。為替は111円台を回復しています。

 そんな中、薬王堂の決算が発表になりました。週明けに上方修正が発表されており、当期業績の結果はそのままでした。1株当たり利益は118円でした。

 配当については、1株17円と発表していたものを19円に増配しました。

 注目の翌期の業績ですが、売上は10%増の830億円、純利益は9%増の25億円で、1株当たり128円です。3月の月次売上は10%増となっており、売上の伸びは順当だと思います。ただ、売上が10%伸びれば、純利益はもっと伸びると思うので、保守的に見積もっていると感じます。いずれ上方修正がありそうです。

 財務諸表は日本基準を適用していて、関係会社もないため、非常にシンプルですね。営業キャッシュフローもきちんと出ており、現金や自己資本も増えていて問題なさそうです。

 株価は短期的な変動があっても、長期的には業績が反映されるというお手本のような銘柄です。決算にサプライズがなかったので、株価は弱含んでくるかもしれませんが、次の上方修正を期待して保有を継続していきます。配当も優待もありますし、楽しみです。