豪州で2番目の銀行であるウエストパック銀行に2年ほど前に投資して、高配当の恩恵を受けてきましたが、業績悪化に加え、コロナで世界中の銀行に配当や自社株買いの規制がかかり、今年の5月は配当が出ませんでした
コロナの前から当局に罰金を課されたりして株価は下がっていたのですが、配当という支えも失い、株価は急落していました。
高配当株投資で最悪なのは、配当が停止してしまうことなんですよね。企業の成長に伴う株価の大きな上昇にはもともと期待せずに、長期的に配当を受け取って堅実にリターンを積み上げていこうという戦略なので、配当が停止してしまうと価値のない不良資産に資金を投じていることになってしまいます。
もちろん、高配当株に投資する場合はこのような不良資産化のリスクを考えて、分散に分散を図るわけですが、それでもウエストパック銀行が11月に配当を再開するかは注目していました。
昨日、決算が発表され、11月に1株当たり31セントを配当するとのことでした。昨年までは80セントだったので大きく減少しますが、当局の規制に従うとこれが上限のようです。米ドルベースだと22セントですね。
配当はわずかになりますが、とりあえず復配ということで安心しました。少しでも配当が入ってくれば投資している意味があるので。配当を受けながら業績の回復を待ちたいと思います。