今日は、2年以上にわたって大勝負中の九州電力が通期予想を発表しました。玄海原発の運転に目処がついたためとのことです。従来はもっと再稼動に近づかないとこういう発表はしていなかったので、予想していたよりも早かったです。再稼動に自信がある現れなんでしょうね。
通期では、営業利益950億円、経常利益650億円、純利益500億円の予想でした。かなり悪いですね。これでも玄海原発の再稼動を織り込んでいるようですから、厳しい状況です。1株利益は98円で、前期の160円からはかなりの悪化になります。
ただ、予想の根拠となる為替は114円、原油は54$となっており、現在の状況が続けば、上方修正がありそうです。
良かった点は、中間配当を再開すること。10円と少額ですが、順調に増配しています。年間では20円の予想となっており、前期の15円からは5円の増配となります。
業績の上方修正があれば、さらなる増配も期待できそうです。
まあ、予想はあまり良くありませんでしたが、当面は玄海原発が確実に再稼動するかどうかに注目したいと思います。再稼動すれば、来期は大幅な業績の改善が期待できるので。