働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

セブン銀行 買@225円、230円

 市場は過熱感が強いですが、そんな中でも投資できる高配当株を探していたところ、株価が安くなっているセブン銀行に魅力を感じて、新規で投資しました。2015年に600円台をつけてから、株価は下げ続けています。

 

 セブン銀行は銀行と名前がついていますが、預金者から集めた資金を貸し出して金利を稼ぐビジネスではありません。利益の大半を占めているのは、全国に設置したATMを預金者が利用した際の手数料です。

 

 ATMを全国に設置して、どこでも現金を引き出せるように管理するのは非常に負担が大きく、各銀行が競うようにATMを設置するのは社会的な無駄だなと感じていました。そのため、セブン銀行がATMを設置して他行の預金者も引き出せるようにしたのを聞いた時、すごく合理的できっと成功するだろうと思い、以前から注目していました。

 

 最近は、電子マネーの急速な普及でATMの利用率が下がっており、セブン銀行の株価は抑えられています。ただ、各行が支店やATMコーナーを次々と閉める中で、セブン銀行は緩やかにATMを増やしており、今後はセブン銀行のシェアはむしろ上がっていくのではないかと考えています。そうなると、市場が感じているよりも息長く経営できるのではないかと思います。

 

 今日の終値に対するPERは11.7倍、配当利回りは4.8%と高配当株としては充分な水準になっています。ビジネスモデルも魅力的で、長期で保有していくつもりです。