働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

コラボス 2021年12月第3四半期決算 自社株買いを発表

 昨日は夜になってコラボスの決算発表がありました。

 

 新規サービス開発への投資の抑制と営業活動のリモート化による費用の削減により、通期業績予想は上方修正となりました。1株当たり利益は14円ほどの予想です。現在の株価だとPERは50倍ほどになります。

 

 コールセンター事業は順調に業容を拡大しており、売り上げも伸びているので、利益率が小さいものの、成長自体は心配なさそうです。

 

 さらに、この会社は現金が16億円弱あるのに、有利子負債が1千万円しかなく、財務が非常に堅実です。自己資本比率も高く、新興企業ですが、安心して投資しています。

 

 ここ数年、新規サービスへの開発投資がかさんで利益が小さくなっており、株主優待を取りやめたこともあって、株価は低迷していますが、決算とあわせて自社株買いを発表しており、75,000株を6千万円を上限に買い付けるとのこと。11月にも同じ発表をしており、75,000株買い切ったので、今回も株価が急騰しなければ、買い切ると思います。

 

 株主優待よりは自社株買いの方が効率的な株主還元だと思うので、今年度2回目の自社株買いは歓迎したいところです。あわせて3%以上の還元率となるので、配当はないものの、悪くない利回りになります。

 

 今後、株価が低迷している限り、定期的に自社株買いをするかもしれないという期待もできそうです。まずは本業の利益を大きくすることが必要ですが、株主還元の動向にも注目して、投資を継続していきたいと思います。