働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

ウクライナ危機の3週間

 2月24日にロシアがウクライナに侵攻してから3週間が経過しました。2月22日の日経の終値は26,446円でしたが、危機の中で24,000円台半ばまで下げることがあったものの、週末の終値は26,827円となり、危機前の水準を回復しました。

 

 NYダウは少し早く危機を克服して、週末の終値は危機前よりも$1,500ほど高い$34,754で引けました。ウクライナへの注目が強く、利上げもあっさりと通過しました。

 

 一昨年、投資の名著であるテンプルトン卿の流儀を読んで、市場では危機は長くは続かないことが強く印象に残りましたが、今回も暴落は短かったですね。

 

 市場が暴落している間に積極的に投資を積み増したいと考えましたが、長期投資関係の取引はこんな感じでした。

 

 日本株 キヤノン 買@2,557円  511,400円

     JT      売@2,130円 △639,010円

 海外株 MMM   買@$140    $7,000

     UL     買@$45.3      $6,935

     VCSH   売@$79.42  △$7,147.8

 

 日本株は、ロシアで利益を上げているJTを売り切ったので、キヤノンに新規で投資しましたが、合計のポジションは縮小しました。海外株は、VCSHを売って米ドルを調達し、MMMとULを買い付け、積み増すことができました。

 

 米ドルの買付余力が不足していたので、大きく買い付けることができませんでしたが、買い付けた3銘柄は投資したいと考えてきた優良銘柄なので、今後、長期で保有して配当を受け取っていきたいと思います。

 

 このほか、短期売買でCasaの平均取得単価を10%ほど下げたり、スイングトレード特種東海製紙を大きく買い増したりしました。

 

 振り返ってみると、日本株はもういくつか高配当株に投資できれば良かったですね。海外株は、VCSHを取り崩してまで投資したので、今後は配当金を積み上げて、買付余力を回復させていきたいと思います。円高になれば米ドルを買うのですが、当面は難しそうです。

 

 ウクライナの武力紛争はまだ終わっていないので、今後も市場の暴落はあるかもしれませんが、とりあえず積極的に投資の積増しを図るのは終えて、ポートフォリオを整理していきたいと思います。