働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

新NISAの投資戦略

 市場が過熱しているので、個別の投資を検討するよりも中期的な投資の方向を考えています。特に、新NISAをどう活用していくか考えてきました。

 

 旧NISAは2017年に利用を始めましたが、海外投資を着実に積み増すために海外への投資に限って使うようにしてきました。7年経ちましたが、結果的には大成功でした。当初の目的通り海外への投資を着実に増やすことができましたし、リターンも順調でした。

 

 ただ、今後も続けようと思うと、現在の円安水準で新規の米ドルを調達しないといけなくなります。投資後に円高が進んで為替差損が生じても、NISAでは損益通算ができないため不利になります。また、NISAの海外投資は、配当金に外国税額控除を使うことができないため、この点でも不利になります。

 

 海外への投資を順調に積み増してきており、もうNISAを利用しなくても確実に増やしていけそうなので、思い切ってNISAを海外投資に限定するのを止めることにしました。その場合、新NISAでの投資は、日本株と日本リートが選択肢になってきますが、日本リートだと法人税がかからず、配当金に対する所得税もかからず、本当の無税を実現できるので、より有利だと感じています。

 

 NISAで国内に投資する場合は、配当金の受取を証券口座にしないと無税の恩恵を受けることができないので、近いうちに変更の手続きをとるつもりです。証券会社を変更することもできますが、品揃えと手数料の安さから引き続きSBI証券を使おうと思います。

 

 現在は国内への投資を特定口座のみで、海外への投資を特定口座とNISAで行なっていますが、将来的には国内への投資を削減する一方、海外への投資を積み増して、国内への投資をNISAのみで、海外への投資を特定口座のみで行えるように整理したいと思います。