働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

九州電力 2015年9月中間決算

 昨日のFOMC、今日の日銀金融政策決定会合とも結局現状維持で終わりましたね。現状維持だろうと予想はしていましたが、日銀の方は追加緩和の可能性もあるかなとちょっと心配していたので、安心しました。今日の日経は追加緩和がなかったにもかかわらず上昇し、いちばん良い流れになったと思います。

 さらに今日はずっと待っていた九州電力の中間決算の発表がありました。

 期待していた通期予想、配当予想はありませんでした! 

 実は、中間決算に期待して、ほんの少しだけ後場で買い足したのですが。。

 ただ、中間決算自体に意外さがありました。9月上旬に出た業績予想よりもかなり上触れていた点です。営業利益は800億円、経常利益は650億円で、それぞれ100億円以上の上方修正でした。純利益は535億円で、1株当たりで113円でした。

 9月上旬の業績予想よりも実際の業績はかなり良かったこと、今回通年の業績予想を見送ったことを考えると、九電はかなり保守的に業績を考えているようです。

 通期の業績予想については、川内原発2号機の通常運転復帰と費用の削減の徹底を見極めていくため未定としていて、この表現だといつ開示するのかちょっと分からないですね。

 今回の中間決算は意外な上方修正があったので良かったのですが、今後、心配な点があるとすれば、販売電力量が下がっていることと、火力発電所の修繕費の多寡ですね。九電は修繕費を年度内で先送りしているので、下期はこれが大きくなる懸念があります。

 逆に、玄海原発の再稼働はあまり心配していません。川内原発が両方とも無事に再稼働できたので、玄海原発の再稼働も時間の問題だと思います。

 来週の株価の上昇に期待しつつ、通期の業績予想と玄海原発の審査合格を待ちたいと思います。大勝負となっていますが、ポジションを減らすことなく、復配まで保有を継続していきます。