働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

薬王堂 業績上方修正

 今週は、薬王堂が第3四半期決算を発表するとともに、業績の上方修正を発表しました。昨年もこのタイミングで業績の上方修正を発表していたので、楽しみにしていました。

 当期の売上は660億円強を予想しており、前期の576億円から大幅に伸びます。経常利益は27億円、純利益は16億円で、1株利益は240円となります。前期の1株利益は180円でしたから、1/3ぐらい伸びたことになります。すごいですね。

 さらに素晴らしいのは、この伸びが店舗の増加による本業がもたらした成長ということですね。本業と関係のない分野に投資したり、資産処分に走る企業も少なくない中、地道に本業で成長しているのが、安心して投資できる点です。

 配当は前期の30円から40円に増配となります。期末一括配当なので、このまま保有を継続して受け取る予定です。

 薬王堂は東北地方への集中出店ですが、南下していけばまだまだ出店余地があり、順調に成長していくと思います。今日の株価2925円に対して、PERは12倍強しかなく、かなり割安です。さらなる成長を織り込みつつ、来期の利益を考えれば、株価は5,000円ぐらいまでは上昇余地があるのではないかと期待しています。

 日経平均は17,000円台で乱高下が続いていますが、業績の向上が順当であれば、市場環境に関係なく株価は上昇していくので、一喜一憂せず、長期で保有を継続する方針です。