働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

2016年 今年のキャッシュ

 2016年の大納会が終わりました。今年もキャッシュカウ達がキャッシュを生んでくれました。

 貸株料 29,597円
 配当  424,387円
 合計  453,984円

 今年の日経平均は年初から大幅下落となり、日銀のマイナス金利導入や熊本地震、英国EU離脱などさらに激しい下落が続きました。米国大統領選挙でとどめを刺すかなと思ったら、円安株高の好循環が始まり、結局、年間で80円上昇して引けました。大騒ぎの1年だったけど、同じところに戻った感じです。

 やっぱり市場って全く予想できないですね。

 今年は大きな売買はほとんどせず、ホンダに追加で投資したくらいでした。利益もほとんど実現できませんでした。ただ、薬王堂の評価益が多幅に増えたので、全体では好調な1年となりました。

 表面上は取引の少ない1年でしたが、現実には九州電力の大勝負が続きました。熊本地震や鹿児島県知事による再稼働停止要請など、株価は切り下げを続け、一時は900円を割れてしまい、めちゃくちゃな評価損を抱えましたが、四半期決算の度に財務の改善を確認できたので、保有を続けました。

 無事に川内原発1号機の定期検査が終わり、再稼働を果たしてから、証券各社がレーティングを引き上げ始め、株価も上昇に転じました。

 来年は、玄海原発の再稼働が実現すると考えています。そうなれば、増配や優先株の買入れなど、柔軟な資本政策を取ることができるようになり、株価に反映されてくると思います。当初の想定よりも長くなってしまっていますが、引き続き、投資を継続する方針です。

 とりあえず、来月の第3四半期決算、その後、川内原発2号機再稼働、玄海原発再稼働の地元同意、司法判断と豊富なカタリストに注目していきたいと思います。

 その他では、投資資産に比べて、配当が少ないので、これは改善していきたいところです。九州電力がその他資本剰余金からやっと配当を出しているような状況だからしかたないのですが、何か考えていきたいと思います。

 市場全体はどうでしょうね。普通に考えれば、下がると思いますが、日銀がめちゃくちゃに買っているから、なかなか自然に調整できない市場になっています。日経平均が20,000円を超えてきたら、警戒して少しづつポートフォリオを縮小したいと考えています。暴落に備えて、日経平均プットオプションを買うという手もありますが、新しい投資手法に手を出すのはやめた方がいいかな。

 今年は悪くなかったですが、来年は明確な結果が出る1年になることを願って、静かに年を越そうと思います。

 よいお年を!