働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

今年の投資を振り返ります

 今年も今日で終わりです。思えば、昨年末は、さすがに来年の市場はボラティリティが高まりそうなので現金余力を高めていきたいと書いていました。

 予想はほぼ当たり、2月に一時的な下落があったほか、年末に暴落し、日経平均は昨年末より2,000円以上下げてぎりぎり20,000円を保って引けました。

 銀行口座から証券口座へ送金しない方針を守ったため、日本円の現金余力は無事に昨年末よりも増えました。ただ、年末に海外への投資を積み増したので、米ドルは大きく減りました。双方をあわせると、現金は目減りしてしまいました。うーん、理性をもって我慢すべきだったか。。

 日本株は大勝負していた九州電力と株価が伸びていた薬王堂のポジションを少し減らす一方、新たな成長株としてコラボスのポジションを建てました。この他、高配当と優待を狙って、JT星野リゾートリート、日本取引所近鉄エクスプレスGMOGMOフィナンシャルに少額づつ新たに投資しました。

 株価は九州電力原発4基体制に復帰し、10%以上上昇した反面、アメイズが30%以上、薬王堂が15%以上下落し、さらに新たに投資したコラボスが40%以上暴落したため、評価額はかなり小さくなりました。

 海外投資はフィリップモリスAT&T、ウエストパックバンキング、クラフトハインツと新たに個別銘柄に投資し、中期社債に投資するVCITも大きく買い入れました。今年は海外へはけっこう投資しました。ただ、こちらも株価の暴落で評価損が拡大しました。

 あとは引き続き優待クロスや貸株、ふるさと納税を淡々とやった他、今年から確定拠出年金も始めました。

 配当や分配金は増えたものの、市場の暴落からは逃れられず、ポートフォリオ全体は縮小しました。働いて得た収入で現金が増えましたが、資産額はほとんど増えませんでした。

 成果の乏しい1年となりましたが、もちろんこれで投資を止めることはありません。初めて株を買ってからもう20年が経ちましたが、市場ですから山あり谷あり、楽しんでいきたいと思います。

 来年は、おそらくさらに混乱が続いて一段の下げがありそうですね。日本株については本格的なポジションの拡大はせず、現金余力を保って生き残りを図りたいと思います。高配当や優待狙いの数銘柄を少額づつ投資するぐらいになるでしょうか。

 海外への投資は、リスクの高いポジションを縮小して米ドルの持ち高を回復させたいところです。

 市場に逆風が吹くときはとにかくリスクを低減して生き残っていくことが大切です。ポートフォリオをシンプルにしながら配当を受け取っていきたいと思います。

 よいお年を!