市場は暴落が続いています。日経は先週の高値から3日で1,800円程度下げました。NY市場もインフレ懸念がぶり返して、下落が止まりません。債券も株も投資したい水準まで下がってきているのですが、円が安すぎて米ドルを調達するのに逡巡しています。
そんな中、株価が安値圏にとどまっていた薬王堂が自社株買いを発表しました。初めての自社株買いとのことです。自社株買いの発表と同時に今後の資本政策も発表しました。これまでは成長重視の方針でしたが、成長と還元のバランスを取る方向に切り替えるようです。自社株買いも今後、機動的に行うとのことで、期待できそうです。株価が下がりすぎて、経営陣も危機感を抱いたのかもしれません。
今回の自社株買いは発行済株式数に対して0.76%にとどまっているので、直接的な株価の押上げは強くないと思いますが、今後も還元を強化していく方針が打ち出されたので、時間をかけて株価には追い風になると思います。
還元を受けつつ、さらなる成長に期待して、保有を継続したいと思います。
