働くキャッシュカウ

財務分析を通じて高配当株に長期で投資し、投資先が生み出すキャッシュを分けてもらっています。

日銀 長期金利利上げへ 小松ウオール工業 買@1,808円

 今日はすごい一日になりました。昼休みに円が3円以上上昇しているのを見て、何か起きたなと気づきましたが、さらに日経の先物が500円以上下げていて、尋常ではない事態だと。

 

 ニュースを確認すると長期金利が0.5%まで上昇するのを日銀が容認したとのこと。黒田総裁の交代までは金利を維持すると思っていたので、今日の日銀の政策決定会合は意識しておらず、想定外でした。黒田総裁自身は、これは利上げではないと説明したようですが、率直、正直に対話しないと市場は日銀を信用しなくなるように感じます。

 

 後場が始まって、株価をウォッチしている高配当銘柄も下げ始めたので、以前から投資しようと思っていた小松ウオール工業を買い付けました。オフィスの間仕切りを作っている企業で、株価1,808円だとPER9.3倍、配当利回りは5%弱です。

 

 輸出企業ではないので、円高が負担になりませんし、有利子負債が0なので、金利上昇も問題ありません。市場全体の下落に巻き込まれて株価が下がっていたので、新規で投資しました。長期で保有し、配当を受けていこうと思います。

 

 市場はさらなる長期金利の上昇を警戒して、為替は当面、円高方向に進んでいきそうですね。110円台半ばまで円が上がってくれば、米ドルを調達して海外への投資を積み増したいと思います。

 

 円安が進んだ場合に対抗手段がなくなると考えて利上げを選んだのかもしれませんが、利上げが進むと日本政府は財政破綻する恐れがあるんですよね。個人投資家としては海外資産を積み増していくしかありません。